Je Ne Sais Quoi

KinKiとWESTとトラジャと美少年!

WESTival感想 〜アルバム編〜

1/2に発売されたジャニーズWESTのアルバム「WESTival」と、その翌日からアルバムを引っさげて行われたツアーについて感想を書きます!かなりのボリュームになってしまったのでこの記事では曲を聴いた感想のみに絞って書きます。なのでコンサートのネタバレはないよ!聴き込んだ感想よりも、初聴の印象を重視しています。

私はもちろん7人全員好きなのは大前提で、神山担+小瀧がかなり好きなのでその二人の話が多くなると思います。小瀧の何が好きって、顔と声と存在感が好き。あと強いて言うなら同い年ってとこが好き。それを踏まえて読んで下さい!

「逆転winner」と「人生は素晴らしい」は今更感があるので、それ以外の曲です。

まだ買ってない方は買ってね!!

  

1.もう1%

これはレゴニンジャゴーTHE MOVIEの日本語版主題歌で、映画は観に行ってないんですがお台場で期間限定のイベントをやっていたのでそれには行ってきました!毎日決まった時刻になるとツリーが光ってこの曲が流れるというものです。

このお台場で流れていたのが雰囲気にぴったりで、遊園地に流れていそうな曲です。ディズニーではないんだけど。良くも悪くも緩急がなくて、ずっとハッピー!って感じ。1番の濵田・重岡のソロと、大サビの流星のソロ以外はずっとユニゾンなのでそういう意味でもメリハリがなくて、BGMに最適なんですよね〜

ニンジャ映画の主題歌だけあって、間奏で少し和楽器っぽい音が入ります。

 

2.浪速看板息子〜なめたらあかん〜

タイトルを見て、一抹の不安を感じたものの(大阪弁ら〜にんぐがあんまり好きではなかったので)、聴いてみたらめっちゃ好きな曲でした!!!このちょっと速いテンポが疾走感を生み出してていいのかな。全体的に千本桜っぽいなって思ったのですが、笛と和楽器っぽい弦の音、あと「よー!」っていう合いの手が日本の伝統音楽ぽさを生み出してる。特に大サビ前の間奏はめちゃくちゃ千本桜みある!

小瀧の「めっちゃええんとちゃいますの?」ってのと神ちゃんの「惚れた腫れたよこの街に 人々が織り成す物語」ってパートが超好きで!!!小瀧のパートはなんか関ジャニの村上くんが言ってそうなイメージ(?) 神ちゃんのパートはほんとこのテンポ感がいいんですよ!!巻き舌とか普段と違う声とかそういうのもそうなんですけど、この速すぎず遅すぎずのテンポ感に完全にマッチしてる感じ。1番の照史の「乱痴気騒ぎは十八番やで でも人情だけは忘れへんで」のパートと何が違うんだろうと思った時に1拍目が「惚れた」の「ほ」、「人々」の「び」という1音だけなので伸ばせるからかな、と。1番は「乱痴気」の「らん」、「人情」の「にん」という2音が1拍目にあるから子音を伸ばせない。

ここの「乱痴気騒ぎは十八番やで でも人情だけは忘れへんで」のパートは、私は阪神ファンでもあるので、なんかすいません…と思ってしまいます。でも阪神のユニフォーム着てると球場で席譲ってくれたり優しくしてくれる。人情。

最初のツインの掛け合いは、関西に文句言ってたと思ったら次の瞬間説得する側に回ってるの面白い。関東人から言わせてもらうと、いきなり「多分あんちゃん一見さんやろ」って言われるのがちょっと心外なんですけどね〜〜一見さんで悪かったな!笑 というかこの掛け合いパート、流星はすぐわかったけどもう一人のんちゃんだったんですね!ライブ行って初めてわかった。私がすごく疲れてるときは、何故か流星の「まぁじ卍だよね〜〜〜」っていうパートが永遠頭に流れます。なんなんでしょう、なんか中毒性ある。

 

3.Baby Good!!!

シンセサイザーもりもりでYMOっぽい、80年代な感じ?…初聴の時のメモにはこれしか書いてなかったので本当に印象がなかったんだな!笑

 

4.Evoke

我が自担・神山智洋の作詞作曲、CHOKKAKU編曲の曲!!CHOKKAKUさんに編曲してもらいたいって自らお願いしたっていうのが嬉しかった。けどねー私としては最初聴いた時はわけわかんなかったです笑 そもそも私は多分ラップというものがそんなに好きじゃないんですよねー神山担のくせにって話なんですけど笑 発音やアクセントが節にあんまり嵌まってない気がして、例えばDon't look awayはlookじゃなくてwayにアクセントがあってほしかったり。でもその分、節のついた高音パートはめちゃくちゃ好きです!!

全体的に韻を踏んでいる箇所が多くて気持ちいいんだけど、特に

燃え上がってFire

灼熱の熱帯夜

汗だくDead tired

でももっとアガって Higher

っていうところが好きです!あと

Moving Stepping Jumping Dancing

っていうところも小気味よくて好き!!

TABOOって一文字ずつ発音するのは完全に櫻井翔のソロを思い出す…けどこことDIZZYもめっちゃ好きです!さっきから好きですしか言ってない。

AメロBメロサビっていう構成になってないのは洋楽っぽいよね。全編神ちゃんが歌ったデモを聴いてみたすぎる。

ジャニーズWESTにかっこいい曲の代表曲が少ないのに危機感を覚えてこの曲を作ったっていうのがめっちゃ神ちゃんぽい。

 

5.おーさか☆愛・EYE・哀

私はこのシングルを買ってなかったのでCDで聴くのは初めてだったのですが、テレビで聴くより物悲しさ、憂いがあると思いました。テレビだとどうしてもメンカラ肩パッドスーツに名前入りサングラスっていうトンチキな出で立ちと振り付けに目を取られてしまいますよねー

なんでしょう、東京でもなく、京都でもなく、大阪だからこその場末感っていうのがある気がします。昭和バブリーの裏に潜む闇!

まあでもやっぱりこの曲の主人公の、ダメだとわかっていても女に引っかかってしまう、どうしようもない感が本人たちとかけ離れすぎててね…笑 そこが面白いんでしょうけど!淳太、シゲ、流星は完全にこういう世界とは無縁そうだし、小瀧はどちらかというと異性を誘惑する方だし、桐山は堂々と自信に満ち溢れすぎているし、濵田、神山が一番近いのかな?

この曲あんまりファンからのウケが良くなかったりして、私も歌番組でやっているところを見るとなんとも言えない気持ちになるのですが、アイアイ言わなければ単純に切ない哀愁を帯びた曲に他ならないんですよね。アイアイがこの曲の真髄なのはわかっているんですが笑

 

6.OH LA LA

最初のハーモニーはゴスペルっぽい。けど全体的にはラテンっぽい。こういうジャンルをスカっていうんですね、初めて知りました!

 

7.Ya! Hot! Hot!

これも今回初めてCDで聴いたのですが、歌詞カードが全部ひらがなでぶっ飛びました!!31アイスクリームのCMソングだったからキラキラパチパチポッピングっていうのはわかるのですが、これは幼児向けの曲??それこそ子供向けアニメのタイアップとかならまだしも、JEはターゲットをどこに設定しているんだ??おーさか愛EYE哀と両A面ということを考えても、今幼稚園生くらいの子供がいる親って完全にバブル弾けた後の世代だし…別にターゲットなんて設定しなくていいんだけど、なんでよりによってこんなピンポイントの層に向けて!しかも少クラでしか披露しないし!謎!!笑

普通に曲はかわいくて好きなんですけどね!!

 

8.Parade!!

完全にイントロがコーラスライン!!オーディションを受けにきた人たちが横一列に並んでる画が浮かびます。ジャジーな雰囲気の曲調で、こういうのはツインの声が本当によく似合う。特に藤井は声がハスキーで特徴的だからこそ曲によって合う合わないがはっきり分かれると思うですが、こういうおしゃれな雰囲気の曲は軽い声なんだけど少し引っかかりがあるところがムーディーでいいんですよ!!

 

9.GOD DAMN(濵田・神山)

これ聴いてても高いんだけど、カラオケで歌ってみたら思った以上に高くてびっくりしました!!神ちゃんは高い声の方が映えるし濵ちゃんは低い声の方が映えると思うので、神山主旋・濵田ハモリの1番の方が好きです。

毒された俺ら止まれない

毒された俺ら戻れない

この部分が、止まらない・戻らないじゃなくて止まれない・戻れないだからね。一度東京に染まってしまったら、もう止まれない戻れない。理屈じゃないんだろうな。

特に濱神って器用貧乏なところあるじゃないですか、歌も踊りもアクロバットもギターもできるのにいざという時はどこか少し空回っている感じ。そんな二人がこの歌詞を歌うからこそグッときます。二人とも大阪じゃなく兵庫出身だし。私は生まれてからずっと東京なので夢を抱いて都会に殴り込みにいくという感覚はわからないけれど、自分の就職が現実味を帯びてきたからより染みる、響きます。私も怖くて仕方ないもん。

溢れ出す Champagnes

って歌詞わかる、東京ってシャンパンのイメージあるよね。 

 

10.Into Your Eyes(中間・藤井・小瀧)

Parade!!と同じような曲調だから、やっぱりツインの声はハマる。こちらの方がもっとおしゃれな感じがします。この曲に関しては歌詞の考察ブログがたくさんあって、なるほどなーと興味深く読ませてもらいました。終始裏声でふわふわ、浮遊してるようであまり現実感がないけど、最後の「指のウソ」の「そ」だけ急にファルセットから地声になるのがいきなり現実に引き戻される感があります。

 

11.乗り越しラブストーリー(桐山・重岡)

CDで聴いた時は本当に印象に残らないというか…終始二人の優しい声で包まれててそんなに激しい緩急もなく、なんか卒業式で歌いそうな曲調〜と思っていたのですがコンサートで化けましたね!!

 

12.おーさか☆愛・EYE・哀 MURO remix

DJ MUROさんという方を存じ上げないのですが、こちらのリミックスはBPMがかなり速くなって間奏もほとんどなくなってオリジナルにあった悲壮感が消えましたね!笑 オリジナルはプロのお姉さんだけどこっちはリアルで知り合った小悪魔ちゃん、もしくはディスコに来てる客の姉ちゃんって感じ。

 

〜全体〜

最初に全体を通して聴いた感想としては、変化球ばかりだなと思いました。王道な曲がない感じ。もう1%は王道なんだけど、数ヶ月前にもう聴いてたから新曲っていう感覚がなくて…。ユニット曲は本人たちがやりたい曲を選んだだろうからまたちょっと違うと思うんですけど、ユニ曲とEvokeを除くと新曲が大阪曲(関ジャニっぽい)・YMO・ゴスペル・コーラスラインっていつの時代だよ!っていう。あ、ディスってないです、念のため!!KinKiも常に最新の音楽トレンドとは無縁にやってきて、同じレーベルJEだからなんでしょうけど、いかにもイマドキの兄ちゃんみたいな人たちがこういう音楽やってるのが面白いなと思います。そこでその昭和感を担ってるのが小瀧だと思うんですよね〜。一番年下ながら、最も昭和っぽさがある。最近は星野源高橋一生のような薄い顔、RADWIMPS・back numberみたいな軽い声が流行っているけど小瀧は顔も濃いし、声も太くて少し演歌っぽい。そして絶妙なダサさがある。リアル昭和生まれは淳太くんと濵ちゃんなんですけど、特に淳太くんは平成っぽさありますよね。ちょっぴり童貞くさいところとか。女顔だし。

そんなこんなでアルバムを聴いただけではいまいちピンとこなかったのですが、コンサート行ったらはちゃめちゃに楽しくてだいぶ印象が変わったので、コンサートの感想も時間ができたら書きたいと思います!何ヶ月後になるかな!!